必死ちゃんが毎日書きたいblog

モラハラ風な夫に恋する人妻34歳

友達はみんな夫のことをモラハラと言うけれど、わたしは夫のために美魔女になりたい。

f:id:nhrkt:20180327132205j:plain

「もう声を聞くだけで蕁麻疹がでる。顔見るだけで吐きそう。遺伝子レベルで嫌いだし絶対子どもなんて欲しくない。いつまでたっても美人にならないし、料理もたまに美味しいの以外は全部まずいし、今仕事が大変な時期だから2ヶ月は家に帰ってこないで欲しい。出ていって欲しい。成長できない人間はクズだという思いが強くて、もうどうしょうもない」

些細な言い争いから発展したケンカの後に、夫からこんなLINEが届く。こんな罵詈雑言は日常茶飯事だ。が、今回のはさすがの私も肉までえぐられるような傷を負った思いだった。

.

友達に、夫の話をすると大きく2つのパターンに反応が分かれる。
「新婚なのに大丈夫?それって幸せなの?」とドン引きするか、「そんなモラハラ夫、早く別れな!」と怒り出すか。
そういう反応を見て初めて気づく。
「あれ、ウチって普通の夫婦と違うんだ…?」

.
でも、わたしはプロポーズを受けた時にそんな夫を支えたいと決意をしたはずだった。だから結婚した。

同棲していた現・夫にフラれ、家を追い出された経験がある。約10ヶ月の失意の期間の後に、婚活を始めたわたし。どんな結婚生活がいいかと何回描いても彼が一番の理想だとたどりついていた。そこから復縁して、結婚して、現在に至る。

.

そう私にとって、結婚前の夫はまさにアイドルのような存在だった。

ちょう尊敬してる!
いてくれるだけで、素晴らしい!
わたしに正直にいろんな意見言ってくれるの嬉しい!
かっこいい!大好き!

わたしは、この気持ちが一生続くと思っていた。

.

でも、ひとたび結婚してしまうと生活が始まる。
親戚付き合い、お金、住居、将来などなど。。。そして、そのあたりのことに夫は無頓着(というか、仕事が大変すぎて彼はそれどころではない)、、だがこだわりは強い。

夫の要望をすべて叶えていては、生活が破綻してしまうし人間関係が孤立してしまう…。「それをなんとかしなくては…!」と必死に過ごしていたら、夫をアイドルとして見ている場合ではなくなってしまったようだ。

.

アイドルから浴びる罵詈雑言は、特に気にならない。むしろ「指摘してくれてありがとうございます」とさえ思う(この域になるとアイドルというか、もはや教祖…)。でも、ワガママな同居人から言われる罵詈雑言は、ただただメンタルを確実に蝕む毒である。

そして、夫をアイドルとして認識できなくなった今、わたしにとって彼の発言は多くの友達が言うように、モラハラにしか感じることができなくなっていた。

.

ほんと我ながら器の小さな妻である。

夫と一緒にいると決意した気持ちはなんだったのか?
本当に彼を尊敬していて、支えたいと思っていた気持ちは?
夫の人間的な成長にわたしが追いつけているのか?

ケンカをした時に受け取ったLINEを見た瞬間は湯沸かし器のように沸騰したけど、一晩寝て冷静になると、夫の言いたいことを理解できた気がした。

.
わたしは、完ぺきにはなれないかもしれない。でも、完ぺきになるための努力を100%していただろうか。慢心がなかったとは言い切れない。

.
夫のニーズは、第一に美容。とにかく美人になれという。美容は頑張った分だけ結果が出る。いつまで経っても美人になれないのは、努力が足りていないとしか思えないとよく言う。

わかった、じゃあ、まずは美人目指す。
もう30代も半ばだから、どっちかっていうと、美魔女かな。

.
まだ、夫とは話せていないけど、今夜時間をとってくれるという。

家に戻れるかわかんないけど、決意を表明しようと思う。